妊娠したいネットは、将来子供が欲しいと思ったときに健やかな健康状態でそのステージを迎えられるようさまざまな情報を発信しています。この度は前回に引き続き、赤坂の美馬レディースクリニックの美馬院長へのインタビューの続編になります。
今回のテーマは「更年期」。
更年期は、妊娠を考える女性には不要とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、全般的に晩婚化・未婚化・晩産化の傾向のある中では、産む産まないに関わらず、女性特有の不調は個人差はあれこそやってきます。不妊で悩んだ方は更年期も症状が出やすいとのこと。妊娠したいネットでは、ホルモンに左右される女性のカラダにとって、女性として生まれたならば、婦人科系クリニックとの関係を構築していくことが大切だと考えています。
美馬レディースクリニックでは、自然妊娠~更年期のお悩みまで、女性が女性ホルモンに影響される治療や不調について、適切な治療を行っています。
ーー更年期女性向けにアグリマックスを採用されたきっかけはどのようなものだったのでしょうか?
更年期女性向けにエクオールのサプリメントを取り扱っていましたが、エクオールを作れるようなカラダはつくれませんでした。体内でエクオールへの代謝できる商品を探していたところ、本商品に出会いました。
日本人の57%がエクオール作る腸内細菌を持っていないと言われていますが、アグリマックスを飲んでいれば自身の体内でエクオールを作ることができます。
ーーアグリマックスの評価ポイントはどのようなものでしょうか?
女性ホルモンは、残念ながら女性の一生に避けては通れません。不妊にも更年期でも大事です。45歳くらいから不調の症状がでてきますが、これは女性ホルモンが足りなくておこる症状です。質の高い臨床エビエンスがあり、抗酸化にも良く作用も穏やかです。
ーー女性ホルモンが足りなくなってくるとどのようなことが起こってきますか?
コレステロール値があがる。
骨が弱る(骨粗鬆症)
肌トラブル シミ
〃 皺
ものわすれ
この5つは、女性ホルモンが足りなくなると症状として出てきますが、不快な原因はホルモン減ってきていることが理由であるということは内科を訪れてもなかなか突き止められないでしょう。
ーー更年期年齢に差し掛かってピルを飲むのは危険だと言われていますね。
そうです。加齢により危険な要素が増えてきます。コレステロールが上がってくるので、ピルにより、血栓症のリスクがあります。
ーー更年期の年齢は低下していますか?
はい。不妊症の治療をした人は更年期のスタート年齢も早い傾向にあります。
この度は、不妊から更年期の問題までさまざまにお話しをお聞かせいただき、誠にありがとうございました。不妊への取り組み、更年期を穏やかに過ごすためには女性ホルモンが大きくかかわっていることがわかりとても勉強になりました。
~あとがき~
女性の一生は女性ホルモンに支配されていると言っても過言ではありません。
内科・循環器医のかかりつけ医は居ても婦人科医のかかりつけ医を持つ女性は少ないでしょう。妊娠できる力をチェックするということは、働く女性にとっても人生設計において大切な要素であるということが分かりました。実年齢が28歳でも卵巣年齢が46歳というデータには衝撃を受けました。昨今、高度な特定不妊治療(体外受精、顕微鏡受精)助成が始まっていますが、これは経済的負担への助成であって、おひとりおひとりのカラダの機能を上げる施策ではありません。人に寿命があるように、卵子にも寿命があることがわかりました。同じ28歳でもひとりひとりの卵巣年齢は違うという事実を受け止めながら、結婚はまだまだ、仕事をバリバリしていきたい人は猶更、将来において子供を持つことを考える人は、美馬クリニックで検査されることをおすすめします。
美馬レディースクリニック院長 医学博士
美馬博史(みまひろふみ)先生
東京慈恵会医科大学医学部卒。 同大学附属病院産婦人科、美馬産婦人科院長を経て現職。
産科婦人科および不妊治療の臨床医としての長いキャリアを踏まえ、妊孕性(妊娠する力)を守る大切さを訴え、体にやさしいホルモン治療、カウンセリング療法、抗酸化食事療法等を積極的に啓蒙している。
【所属学会・研究会】
日本産科婦人科学会専門医。日本東洋医学会専門医。日本生殖医学会会員。
日本女性心身医学会会員。日本女性医学学会会員。更年期と加齢のヘルス学会会員。
Sex Selection研究会(生み分け研究会)会員。
【著書(新著順)】
『自然妊娠力を高める本』海竜社
『妊娠したい!と思ったらすぐ読む本』海竜社
*以下は著者名美馬宏夫充(みま・ひろふみ)
『キレイなわたしをつくるオバリー生活法』実業之日本社
『骨粗鬆症は防げる 治せる』マキノ出版
『更年期専門外来』海竜社
『こんにちは! 更年期』二見書房