働く女性とワークライフバランス

ワーキングウーマン先駆者の米国において、※アメリカ心理学会のサイトで面白い記事を見つけました。

仕事と家庭の両立には完璧なバランスなどありません。どの国の女性にも当てはまり悩みは人種に関係ないのだと思います。

できないことを嘆き悩むのではなく、タスクに優先順位を付けることが、時間を管理する最善の方法である、ということです。

幸せや成功の定義は各人で異なります。また時間の経過に伴い定義の変化もあるでしょう。ビジネスにおける成功とは何か?家庭における成功とは何か?自分の人生における成功とは何か?時々ぼんやりと考えるのも良いかもしれません。

出典元:APA  https://www.apa.org/topics/covid-19/working-women-balance
※American Psychological Associationアメリカ心理学会(米国最古最大の研究者、教育者、臨床医、コンサルタント、学生をメンバーとする、米国の心理学の主要な科学および専門組織)

働く職場では、女性社員はしばしば雇用における不均衡にさいなまれてています。職場だけでなく家事負担を女性が負っている現状もあり、家庭と職場の両立における責任にストレスの増大と心身における健康を損ない生産性の低下につながる可能性があります。コロナ禍において、とりわけ有色系の女性はヘルスケアにおける重要なポジションで働くケースが多いため、コロナにさらされながら、育児や家庭をケアしなければなりません。パンデミック前でさえ、働く女性(特に有色人種の女性の間)では賃金の不平等と社会的な差別があり重大なストレスを経験しています。そのため、雇用主は、女性が不均衡と過負荷になっていないか、女性の昇進の機会を制限することなく、働きやすさを慎重に検討し、女性の仕事に対する貢献をよりよく支援するために、職場の構造変革をすすめ努力を行う必要があります。

仕事と家庭の完璧な両立など達成しがたい神話であることを認識すること。女性の役割として、抱えすぎない、負荷を分担するために、仕事のことも家庭のことも他者に助けを求め負担を分担してもらいましょう。さまざまな作業について優先順位をつけることで、自身がどう時間を管理することがベストなのか判断できます。

健康的なワークライフバランスのための行動指針
(個々の状況、文脈や好みによりて異なりますので、あなた自身で適応する形を考えてください)

◆姿勢を正そう

・自分の感情を認めてあげることは重要-ポジティブ、ネガティブ、ニュートラルな感情、どの感情もありのままの自分であり有効です。

• 期待値は低くて良い-「完璧」は存在しません。自分が思っているほど生産性が高くなくても問題なく、自分が持っているリソースでベストを尽くすだけで良いのです。

• 自分を受け入れましょう。(例:「私は過ちを犯したが、同時に人間であり、過ちを犯すことは問題ではないのだ」)。

◆セルフケアに取り組む

・自分に負担をかけ過ぎないように、心の境界線をつくりましょう。

• 自分自身を大切にすることは、自分の役割を最大限に発揮することに繋がります。

・あなたが希望するならオンラインによる遠隔治療によるメンタルヘルス治療やカウンセリングも有効です。

◆計画的にすすめる

・計画的に、かつ柔軟なスケジュールを策定しましょう。

・自分の作業スペースを確保します。(例:仕事の場所や趣味の場所など)

・優先順位の高いものを掲げた単純化された「やることリスト」をつくり柔軟に対応できるようにします。

• 必要に応じて、いくつかの作業を全面的に他者に任せることも大切です。

◆つながる

• 誰とつながりたいのか?どんなつながり(Facetime、ソーシャルメディアなど)を求めているかをが判断しましょう。

• 家族や同様の問題を抱える友人と家庭において毎週「今の気持ち」を吐露できるチェックインミーティングを行いましょう。

お子さんがいらっしゃる場合、お子様も一緒に参加させます。

• 計画的に、かつ柔軟なスケジュールを作成し、子供たちが選択できるようにして、納得してもらうようにします。

•ビデオ電話による家族とコミュニケーションしたり、シャレード(ジェスチャーゲーム)やお絵描きゲームなどをさせます。

• ジグソーパズルなどの課題を与え、タイマーをセット。時間が来るまであなたの作業の邪魔をしなければ小さなご褒美を与えます。理想的には食べ物ではなくおもちゃやステッカーなどはどうでしょう。

・2、3のこのような課題の選択肢を与えて子供に選ばせることで子供たち自身も自主性を持つことができます。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる