妊活とサプリメント

本当に効果のある妊活サプリって?

妊活を助けるサプリとして沢山の商品が出回っていますが、何に効果があるのかをきちんととらえている人はどのくらいいるのでしょうか?

良いサプリメントの見分け方としてポイントをまとめてみました。

1. 原産地が明らかになっている。良質が原料であり天然素材であること。

2.成分が例えば○○100%と書いてあっても、g、mg、μgなど単位と量が明確であること。

3.主要成分が何に効果があるのか、自分の目で確かめること。中には主要成分はほんのわずかで混ぜるための 副素材や添加物だらけのものもあります。

4.エビデンスを取得しているもの。

5.個人の経験や感想で宣伝しているような手法をとっているところは宣伝料をもらって広告していると思おう。

6.安いにはわけがある。丁寧に作るにはそれだけの経費がかかる。

7.なぜそれを飲むのか?飲む目的を明らかにする。誰もに効果があると考えるのは間違い。人に合っても自分に合うとは限らない。

8.容量、医師の指導を守る。

9.個人輸入などで日本に入ったきたもので出所や何かあったときに問い合わせができないようなところのものは避ける。

10.体内への吸収率を考えた作り方をされているものは手間がかかっている。

11.加工工場が認定工場として認められていて製造と品質管理が適切であること、明確であること。

プレプレママネットでは、妊活サプリとして人気の「マカ」「葉酸」「アグリコン型イソフラボン」にフォーカスし、調べてみました。

マカは、排卵を促し受精しやすい環境をつくるのではないか?

中村学園大学薬膳科学研究所内山教授の論文で、マカを摂ると卵胞刺激ホルモンの数値は19倍上昇黄体形成ホルモンの血中濃度が4.5倍に上昇したという結果がでたとのことです。卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモンは、視床下部からの刺激により分泌され排卵を誘発しますが、ストレス等で分泌量が減ると排卵が起こらなくなりますので、マカはストレスに働きかけ、ホルモンバランスにワークするということが考えられるのではないでしょうか。マカは現地の人が長年食べ続けているという歴史的事実や動物実験で中毒や副作用の報告はなく、野菜でありホルモン系のバランスに人工的な影響を与えにくい素材と考えられると思います。

マカはそもそも虫もいないような標高4000mの過酷な環境で、大地の栄養を吸収して育ったものが良いとされています。標高が低いところで栽培されたものの原料としての価値はどうなのか?ペルー以外で育ったものはどうなのか?粗悪品もたくさん出回っているのでメーカーを選ぶ必要がありますね。

出典元:中村学園

Journal of Ethnopharmacology

妊活、妊娠、出産、授乳期を通してもれなく摂りたい

子供を持つと決めたら生まれてくる赤ちゃんのために必須なのが葉酸。妊娠前、妊娠後継続的に摂りたいですね。

水溶性ビタミンB群の一種でビタミンB12と共に赤血球をつくるサポートをします。DNA・RNAやタンパク質の生合成を促進する栄養素。細胞の生産や再生を助け発育を促します。

細胞の分裂や成熟にも大きく関わりおなかの赤ちゃんには特に必要です。また、妊娠前から接種することで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができるとされています。

CDC(米国疾病予防管理センター)は葉酸を強く推奨

”CDCは生殖年齢にあるすべての女性は、毎日400㎍の葉酸を摂取する必要があるとしています。米国の妊娠の約半数は無計画で、赤ちゃんの脳や脊椎の主な先天性欠損症は、ほとんどの女性が妊娠に気づく前の、妊娠のごく初期(受胎後3~4週間)に起こるため、妊娠のごく初期に葉酸が必要だと言っています。厚労省の推奨するサプリメントから接種する葉酸の上限値は1日1000㎍とされています。また葉酸は水溶性ビタミンなので、食事でとる場合熱に弱いからビタミンがとびやすいですし、必要量以上を接種したとしても尿に排出されます。1日に推奨される葉酸の摂取量について厚労省は妊活中に240㎍を食事から、400㎍をサプリメントで、妊娠中期後期は240㎍を食事から、240㎍をサプリメントから、とされていますから寧ろ妊娠を考えたらマストで葉酸接種が常識と考えてもよいと思います。”

CDC(米国疾病予防管理センター)

出典元:妊娠前から始める妊産婦のための食生活指針

妊活のどのステージに自分がいるのかを見ながら、食事と共にサプリメントを利用しましょう。

受精できても、着床するかどうかが、最重要。

大豆イソフラボンにはグリコシド型とアグリコン型がありますが、体内への吸収力がまったく異なり、体内に速やかに吸収されるのはアグリコン型イソフラボンです。

さらにそれはポリフェノールのダイゼイン、ゲニステイン、グリシテインに大別されます。

大豆イソフラボンの効果は、エストロゲン様作用があげられるのですが、同じアグリコン型イソフラボンでも、ゲニステインは、ダイゼインよりもエストロゲン受容体への結合力が強く、2006年の食品安全委員会の資料によれば、ゲニステインとタモキシフェンという乳がん治療に使用される抗エストロゲン剤との相互作用を見たところ、腫瘍の増大、細胞の増殖が見られた一方、同様の実験をダイゼインとタモキシフェンとの組み合わせてテストしたところ、そのようなことはなく、ダイゼインは乳がん細胞を抑制していたとありました。一見ゲニステインはエストロゲン受容体の親和性が高いため一番効果があるように思いますが、ダイゼインの方が安全性が高く肥満改善などへの効果があるとの研究報告もあり研究者や臨床医の評価も高いようです。論文によれば、タモキシフェンとダイゼインの組み合わせにおいて、腫瘍の多発性を76%、腫瘍の発生率を35%、腫瘍への影響を10%以上減少させたとありました。

つまり、同じアグリコン型イソフラボンといっても大豆の部位および発酵、抽出方法は大事。

発酵大豆胚芽から抽出されたイソフラボンには、ダイゼインイソフラボンが多く含まれているので、優しく穏やか。体内で腸内細菌によって代謝されエクオールになり、エストロゲン様の働きを行うのです。

つまり選ぶなら、ダイゼインリッチアグリコン型イソフラボンをセレクトすると良いですね。


アグリコン型イソフラボンが受精卵を着床しやすくする
出典元:ニチモウバイオティックス株式会社

受精してもきちんと着床するか、これが重要です。
調査してみると、ニチモウバイオティックスという会社が発酵大豆の胚芽から抽出した、アグリマックスという特別な技術を用いた原料に、着床に必要なLIFの分泌や、性周期、着床数、胚重量の改善、子宮内膜症に有効性など臨床試験による不妊症改善のエビデンスがあることが分かりました。同じアグリコンイソフラボンでも、単なる丸大豆ではなく、大豆の胚芽を麹菌で発酵させていることがポイントですね。