女性のカラダを知る、考える。

妊娠や出産など、女性のヘルスケアについて発信する機会や場所は増えました、タブー視されてきた女性のデリケートな課題をオープンに「知る、考える」機会がもっともっと増えることを望みます。

一般社団法人 日本家族計画協会 家族計画研究センター長 杉村由香理氏

日本家族計画協会センター長の 杉村由香理氏によれば、毎年年明けの受験シーズンに合わせて生理をずらしたいと女子高生が同協会クリニックに相談に訪れるそうです。

低用量ピルは1999年に承認されているものの、その利用については「将来妊娠しづらくなる」「太る」、また大人の間でも「ウチの子にはまだ早い」、「不要」と猛反対する人も少なくありません。

生理が始まる12歳ころから40年近く、生理と付き合っていかなければならない女性にとって生理があるということは、望まないタイミングの妊娠は防止しなければなりませんし、望んだタイミングできちんと健やかな妊娠~出産できることが何よりも大切とプレプレママネットでは考えています。

よって、確実な避妊、生理の痛みを遠ざける、コントロールする、ということは、将来の妊娠しやすいカラダづくりの一環と捉えています。

杉村氏によると、元女子サッカー日本代表でワールドカップ2011年得点王&MVPの澤穂希さんは、20歳の時から基礎体温をつけ、30歳代から低用量ピルを用いて生理をコントロールしていたそうです。そして自らの体調をピルでコントロールしていることを「多くの女性に知ってほしい」とさまざま場で公言しています。

男女のカラダの違いの一番大きな問題は生理。

毎月1回の生理とはいえ、心と体調の変化によりパフォーマンスに影響が出ます。

ピルの服用は、海外のアスリートの間では当たり前。トレーナーから、排卵日は靱帯がゆるみやすく、けがをしやすいのと言われたことで、基礎体温を見てケアをし、また生理が試合日と重ならないように周期をコントロールしたり、貧血を防いだりしていました。

日本は遥かに遅れています。

ピルはネガティブなものではありません。

その代わり、信頼できる医師と徹底的に話し合い、メリット・デメリットについて理解し、計画をすることが大切です。

ピルを服用することで体調管理→W杯6度出場、オリンピック4度出場、2011年得点王&MVP→現役引退→結婚→ピル停止→妊娠→出産!

成りたい姿、ありたい姿をイメージし、自ら準備し実践する。

「自分で守る自分のカラダ」を実践していた澤さんのアスリートとしても一流、女性としても一流を知った次第でした。

杉村氏は、

「生理は、大事なイベントや仕事のために周期移動させることもできる。運動をやっている女性であれば、出血により貧血を起こしたりパフォーマンスが上がらないことを避けられる。澤さんのように一流のアスリートは、大会でベストパフォーマンスを発揮できるようピルで調整するのはもやは常識。女性ホルモン剤を服用することで生理を止めるのは問題ない。アスリートだけでなく、部活をやっている女子中学生、高校生にも実践してほしい。自分のカラダを守ること。」

男女のカラダの違いは、生物学的なこと。その差を理解した上で社会的、あるいは学業やスポーツなどでのパフォーマンスに負の影響が出ないよう、医学の力を利用して欲しいと思う。情報化社会だからこそ、正しい情報を伝えるのは我々の仕事。」

とおっしゃっています。

専門家は、10代でも子宮内膜症のリスクがあり、生理痛は治療が必要な病気

我慢するものではなく、婦人科医に相談してほしいと呼びかけています。

クリニックでは、思春期のカラダに関する無料の(平日10時~16時)の「思春期・FP相談LINE」を開設。また毎週火曜日10時~16時(4月からは~19時)には当事者が受ける電話による「東京都 不妊・不育ホットライン」も行っています。

詳細はこちら https://www.jfpa.or.jp/puberty/telephone/

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